2013年 02月 08日
■創業明治八年 宗意の彫刻刀 小幡屋さん(東京都/上野) 少しばかり、お高い値段では有りますが、 熟練鍛冶職人さんが、丹念に造りあげた最高の刃物が揃っております。 ので、ご興味がおありの方には是非、足を運ばれる事をお薦め致します。 私が此処に通う様になってからは、まだ3年くらいですけれども、 一度使うと癖になる切れ味と、持ち重りしない絶なバランス。 趣味でナイフも少々集めたのだけれど、 こう言う類の質の高い刃物は多分、やはり、 独特な「木の文化」を持つ日本にしか無い。 当に、「文化が育んだ宝」であると言える。のだ! 日本人偉い!凄い!!拍手!!! 一般に刃物と言えば、京都や大阪、 新潟辺りが有名だった気がするのだけれども、 (疎覚えですみません。)刃物と一口に言っても、 大工道具の鉋であったり、料理人の和包丁であったり、 或いは洋裁師の鋏、武士の刀剣であったりと、 その街の文化の栄え方と一緒に成長する訳だから、 それはそれは、色々と有るのです。 ※(切り出し小刀)何かは、どの系列の鍛冶屋さんでも制作されていて、 「これは鉋職人の小刀」、「これは鉈職人さんの小刀」何て具合に、 鋼の鍛造法も趣向にも、特徴が出ていて実に面白いですな。 中でも『江戸の文化』では、鉋や鋸・錐、それから刀鍛冶は、 特に有名ですから、この街に根差した刃物達は、 現代の工作屋さん、作家さんにとっても、本当に魅力的。 世界各国のその筋の人々にも愛用されて、 わざわざ、手にしっくりっと来る一品を探す為に、 来日される方も居るとか。 私(ルアー工房)はと言えば、 お江戸「穴大工」と「飾彫り」で発達した『鑿』、 それから、兵庫の和包丁鍛冶屋さんの作る『切り出し小刀』に夢中。 いやはや、工作は楽しい。
by high-five-info
| 2013-02-08 00:02
| 工房日記
|
アバウト
カレンダー
以前の記事
2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
最新の記事
外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||