2013年 02月 21日
今月の私は「試作ルアー」にしか手を着けてない。 ここの「ルアー工房」だけで生計を立てて居たらば、はっきり言って、 「残念ですね、今月のお給料は無しよ」状態でした。 私自身の”無計画さ”を改めて実感してビビっておりますが、 これは「悲しい性」であり、しかし個人的には、 自分でも意外と気に入っている部分であったりもします。 何故ならば、採算度外視と言う事は、趣味性が高い生活だから。 *生きている活動の趣味性が高いと言う事は、 人生を何かと楽しんでいる証拠だから。(あっはははは!) 精進します。 まっそいで、その「試作つくり」って言うのが、 想像力を掻き立てられて楽しいものなのだ。 私は、ここが一番好きかも知れません。 1発で設定が決まる(機種)作品もあれば、 中々どうして、5本6本・・・・20本30本と、 試作ばかりが増えてしまう機種もある。 煮詰めれば煮詰める程に、 動きが良くなると言う、単純な話でも無く、 設定が、ついぞ「オイシイ範囲」を 通り越してしまう場合もあります。 また、「最初のインスピレーション」から、 遠ざかってしまったりする場合も有る。 逆に勿論、作り込めば込む程に良くなる物もあり、 それは狙いだ。 止まらないのだ。 そこは「知りたがり」なんでアリ、 「欲しがり屋さん」なんである。(笑) その(試作の話)を、もうチョット突っ込むと、 私の場合には、1本の試作に対して、 先ず、最低4個体が必要なのね。 ・1本は、墨出し用のブロック(上写真参照)。 ・2本目は、何処まで一気に削るかの、(切削目安)みたいな個体。 ・3本目は、ほぼ完成品曲線の(立体設計図)、(ルアー・ブランク)と呼べる(お手本)の個体。 ・4本目がやっと、内部構造まで組み込める、(ルアー試作用のブランク)の個体だね。 そこから、5本目でウエイト位置を変えてとか、 6本目で重量を増減させてとか、 7本、8本、9本目、でシェイプを変えたらまた1本目・・・。 と言う具合でしょうか。 だもので、その内に(手の平に設計図)がコピーされて行くのです。 形が手に馴染んで行くとも言えます。 More 以前に、 「1発で(作りたい物を形に出来ない)作家は、修行が足りない。」 と言った話を聞いた事があります。 うん、確かに。一理ありますな。 経験やアイデアが不足しているのかも知れません。 迷いが有って、1発で決まらないのかも知れません。 んでも良いんです。迷いが楽しいし、 試作品の有意差を比較するのが、また楽しいのだから。 それから、往々にして「新しい物が出来上がりそうな時」、 そんな時は迷うものです。 失敗も有るけれども、誰も”答えを知らない”のだもの。 結局、明確な答えがある物は、 自分で既に「知っている物」なのでは無いだろうか。 「さてさて、実釣テストには、何時辿り着くのでしょう?」 追伸: ルアー作品について、偉ぶって見た訳では無くて、 「進路や岐路」に迷った時には、俯瞰して、 「自分を一つの作品に見立てて」創造する事は、 解決する事は楽しいよねと。 それも一つの技術だねと。 自分に言い聞かせてみたかったと言う話。 纏らないけれど。 「明日は穏やかに過ごそう。」 工膨張♪
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